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長野市 よく聞く話「ストレッチポールをやったら肩が痛くなった」

肩が痛くてストレッチポールをやったらもっと痛くなった

こうしたことが度々聞かれます。

ストレッチポールを利用して体をケアすることは悪いことではありません。
ストレッチポールを正しく使った日々のケアは、おすすめです。

しかし、使い方を間違っていたり、痛い部分、炎症がつよい場所にさらに刺激を加えると痛みが倍増することになってしまうので、こうした時にはストレッチポールの使い方に注意が必要になります。

今回のケースは肩の痛みについて

ストレッチポールの基本姿勢は、まずお尻〜背骨にかけて真っ直ぐにポールの上に乗り両膝を曲げて、両足は床についた姿勢をとります。両手は床にだらんとついた姿勢、まずはここがスタートポジションですね。

肩の痛みが相当強い時、例えば四十肩や五十肩など肩関節周囲炎、などの炎症が強い時にはこの姿勢ですら肩に痛みを感じます。

そんな時には、無理に両腕を広げて胸を開くような動作はさけましょう。

また、スタートポジションでは肩に痛みはないけど両腕を横に広げていくうちに手が肩の横から上に上げていく時に痛みがでる場合もあります。

これを、痛みがある状態で続けるとるとストレッチポールから降りた後に肩の痛みが強くなる可能性が高くなります。

 

肩になにが起こっているのか

ストレッチポールで両腕を開いた時に上腕骨頭が前方に変位する現象がおこります。

こんな感じで、

そして、痛みがあるということは肩に炎症があるので注意が必要

もともと痛い肩に、ストレッチポールでさらに肩にストレスをかけると炎症が強くなり痛みも倍増してきます。

よくあるのは、腱板疎部(けんばんそぶ)に炎症が起きやすいパターンです。
腱板疎部は肩の前にあり、痛みを感じやすく筋肉で覆われていないため、とても弱い部分です。

また、両腕を頭の方へもって行った際に肩関節の上の方につまりや痛みがでてくる場合には、肩のインピンジメントが起きている可能性が高いです。インピンジメントとは、衝突の意味で、肩関節内で上腕骨と筋肉や腱、靭帯などが挟み込まれてぶつかっている状態です。

 

原因はなに?

回旋筋腱板の機能不全:肩を支えているインナーマッスルの働きがおちている

・大胸筋や小胸筋の柔軟性の低下:胸の前の筋肉がかたくなっている

・肩後部の柔軟性の低下:肩の後ろにあるインナーマッスルや腕の筋肉などが硬い

こんなことが起きることで、肩関節の本来の働きができなくなります。そうなると、肩に部分的に負荷がかかりやすい状態が続きます。そのまま使い続けていると、摩擦が強くなる分だけ炎症がでやすくなり、痛みとして感じるようになります。

車で例えると、サイドブレーキをかけながら走っているようなものです。
そのまま走り続けると車が故障してしまいますね。

 

そんな時には、無理に胸を開くのではなく、部分的にケアした後でストレッチポールに乗ったり、肩の筋肉の働きを回復させることが肩の痛みから脱出するかぎとなります。

 

肩が痛い時のストレッチポールは無理をしないでくださいね。

 

おしまい。

 

 

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