新着記事 長野市 整体ブログ

長野市 【上腕二頭筋のはたらき】知ってますか?

参考:Visible Body

上腕二頭筋っていったら「肘を曲げる筋肉でしょ(力こぶをつくる)」と答えられると思います。
確かに上腕二頭筋は、肘を曲げるときに使われる筋肉です。しかし、肘を曲げる以外の働きがあることを知っていますか。

上腕二頭筋は肘を曲げるだけじゃない?

上腕二頭筋は肘を曲げる他に、腕を上にあげる挙上や横から上げる外転のうごき、そして、前腕の回外といって親指を外側に回して手のひらを前に向けるような働きをしています。

上腕二頭筋のはたらき
・肘の屈曲(肘を曲げる)
・肩関節の挙上(腕を上に上げる)
・肩関節の外転(腕を横から上げる)
・前腕の回外(手のひらを外側に回す)

上腕二頭筋は肘を、まげる以外にもこんな働きをしているんですね。

実際に、筋肉がどのように走行しているか見てもらうと理解が深まります。

長頭と短頭

上腕二頭筋は、名前に二頭筋とあるので、二つの筋頭を持っている筋肉なのです。

長頭(ちょうとう)と短頭(たんとう)と呼ばれるものがあります。

参考:Visible Body (一部改変)

長頭腱は、肩甲骨(関節上結節)からはじまり上腕骨を通り、前腕の骨までついています。腕を前や横に上げるときに働くのが長頭です。

短頭は、肩甲骨の烏口突起(うこうとっき)と呼ばれる場所からスタートし、長頭と合流して前腕の骨にたどり着きます。
烏口突起は、肩甲骨の中で唯一前方に突出している場所で、多くの筋肉や靭帯などがついています。肩の症状にはとても関係が深いポイントになります。上腕二頭筋の使いすぎなどで短頭が硬くなると、肩甲骨が前に引かれるようになります。
以前、紹介した小胸筋も烏口突起についていましたね。

長頭と短頭が合わさり、肘をまげる動きをします。

 

このように、上腕二頭筋は肩甲骨から前腕についているので、肩や肘の痛みや不調がるときには、チェックが必要な筋肉の一つです。

 

また、筋肉の働きをしっていると、筋トレなどでも上腕二頭筋の鍛え方のコツがつかみやすいと思います。

例えば、ダンベルカールで肘を曲げる際に、回外の動きを意識することで上腕二頭筋に効きやすくなりますし、懸垂をやるときも上腕二頭筋の力を優位に働かせるためには、アンダーグリップ(逆手)で行うと効果的です。反対に上腕二頭筋の力を抑えて、広背筋を強くしようと思ったら、オーバーグリップ(順手)で握り、グリップ幅を広くすると、広背筋に効きやすくなります。

 

今回は、上腕二頭筋の働きについてでした、
おしまい。

 

 

長野市 篠ノ井の整体 スポーツ整体、腰痛、肩こりならコンディショニングハウス「みずき整体院」にお任せください。