長野市 むち打ち症「頸椎捻挫」
むち打ち症とは
むち打ち症とは、ラグビーや格闘技などのコンタクトスポーツや交通事故などで首に急激な負荷がかかることで、首の骨(頸椎)が前・後ろに鞭(むち)のようにしなって起こることからむち打ち損傷と言われています。
むち打ち症の分類
むち打ち損傷は頚部が受けた損傷の総称で、むち打ち損傷はいくつかに分類されます。
・頸椎捻挫型(けいついねんざがた)
・神経根症状型(しんけいこんしょうじょうがた)
・バレー・リュー症状型
・脊髄症型(せきずいしょうがた)
・脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)
以上のように分類されます。
急な怪我でむち打ちになった場合には、整形外科や整骨院で治療を受けると思います。
むち打ち症のなかでも整骨院で施術対応できるのは、頸椎捻挫型です。
また、頸椎捻挫型で治療を受けて半年、1年たっても回復が見込めないようなら、負傷した首以外の調整も必要になるので、こうした時には整体院などで診てもらうことも選択肢に入ると思います。
頸椎捻挫型について
頸椎捻挫型は名称の通り、首の捻挫を起こしている状態です。車での追突や衝突、急ブレーキ、ラグビーや格闘技などで頚部に強い外力が発生した際に首の周りの靭帯や筋肉、関節包などの軟部組織が損傷されて首や肩、背中周囲の痛みとして出てくるものです。
交通事故では、この頸椎捻挫型が70%~80%を占め、むち打ち損傷の大部分がこれにあたります。
むち打ち症「頸椎捻挫の特徴」
頸椎捻挫では、靭帯・筋肉・関節包などの損傷の為、レントゲンを撮っても骨に異常が見られないこともありますが、頚部や背部、肩周囲への痛みや運動制限などが出現し、自覚症状を強く感じる傾向にあります。また、この症状では受傷した時には特に痛みがなかったが、翌日になり、首・肩・背中周囲に痛みが発生して首が回り辛いなどの症状が現れることも頸椎捻挫型の特徴です。
むち打ちはなぜ翌日に痛みが出るの?
受傷時、頸椎に外力が加わり筋肉や靭帯が明らかに損傷を受けていると、痛みはすぐに現れます。しかし、明らかな損傷は認められない!
では、なぜ首に痛みが出るの?
頸椎の椎間関節(ついかんかんせつ)には滑膜ひだというものが存在し、これが刺激を受けて徐々に炎症を起こしてくることで滑膜炎が発生することで、首周りに痛みや、首の動く範囲が狭くなるどが現れてきます。
「急性期のむち打ち(頸椎捻挫)」自分ではどんな予防法がいいの?
自分でできる予防法として、急性期では患部の炎症を抑えるためにアイシングを15分から20分程度行います。痛みが強い場合は、30分くらい間を開けて再度実施します。
数日経って炎症が治まってきたら蒸しタオルなどで温めて血行促進しながらゆっくり動かすことをお勧めします。
首を動かす時も、全身の血流を良くしてから動かした方が動きやすさが出てきます。特に朝の起きはじめなどは痛みが強く動きにくい傾向がありますので、軽い散歩や肩甲骨を動かせるようだったら肩甲骨から動かしたり、指先や足先または、体幹から動きを徐々につけていくことが大事です。
慢性期のむち打ちへの対応はどうする?
むち打ちは長引くことも多く見られます。負傷した組織が回復して炎症もおさまっているはずなのに横を向いた時、上を向いた時に痛みがでるというときには傷ついた組織が瘢痕化していることも考えられます。(瘢痕化とはかさぶたのようなものです)
瘢痕化してしまった組織は100%もと通りというのは難しいので、首以外の動きの調整や関節を支える筋力強化が必要になります。
むち打ちになり首を動かさない期間が長引くと、足や手などでギプスをはめるような怪我をした時と同様に、固定を外した時には筋力が弱くなります。
関節を支える力が弱まるのです。
弱い筋肉を支えようとして、本来使われるはずではない筋肉が代用されて使っていると筋肉のバランスが崩れることになります。
こんな原因からも痛みが長引くことが考えられます。
むち打ちで保険治療や自賠責保険で治療をしても、痛めている部分しか診てもらえません。
長期的にむち打ちの痛みが続く場合には、整体院も選択肢に入れてみてもいいですね。
体は全体でバランスをとっているので、どこかに不調が現れると別のところでカバーするようになりますので、不調が長引く場合にはバランスの調整ができていない可能性があります。
長引く痛みには回復方法の選択も重要です。
今回はここまで。
長野市 むち打ち、スポーツ障害の整体ならコンディショニングハウス「みずき整体院」へお任せください。