「何気に腰を曲げたら腰がぎくっとして、動けなくなった」
「顔を洗おうとして、前屈みになったら急に腰痛が起こった」
これは急性腰痛、一般的に言われるぎっくり腰の症状です。
それでは、突然ぎっくり腰になってしまったら、どんな対処が必要なのでしょうか?
ぎっくり腰とは、自分がなってしまった時はどうする?
「まさかこんな動きで腰が痛くなるなんて」
「自分がぎっくり腰になるなんて思いもしなかった」
たくさんの人からこのような声がきかれます。(私も経験者の一人です・・・)
では、ぎっくり腰とは体にどんなことが起きているのでしょうか?
多くのぎっくり腰には次のことが起きています。
腰椎を支える靭帯に傷がついている
腰椎を支える靭帯が傷ついていることで、腰椎捻挫が発生している状態です。
足の捻挫を想像していただくとわかると思いますが、捻ったあとはしばらく痛みがあり、歩くのも辛いはずです。
ひどい時には、じっとしていても痛みがあり、ズキズキした状態が続きます。これは足関節を支えている靭帯が傷ついているからです。
ぎっくり腰においても同じようなことが起きています。
炎症がでている間は無理に動かさない
ぎっくり腰の初期には、腰部に炎症があるため腰痛を強く感じます。
少し、動いただけ、寝返りしただけで腰に痛みがはしります。
ぎっくり腰が発生して、2〜3日は炎症が起きていると思ってください。
ぎっくり腰の応急処置
この時期、自分でできる対処法は、安静・アイシング、そして楽な姿勢をとり、無理に動かし過ぎないことです。
アイシングは、20分を1クールとして「30分〜1時間経過後に再度アイシング」とう具合に2〜3回繰り返して行うと、少しづつ楽になってきます。
楽な姿勢は、だいたいは臥位をとり横向きに寝たりして、痛みが楽になる位置を見つけましょう。
痛みが引いてきてから、腰痛体操や歩行練習など軽い運動を再開していきます。
ぎっくり腰になる原因はあるの?
ぎっくり腰の原因は、自分では気づかないうちに筋疲労が積もり積もっていたり、ストレスを強く感じていたりするとぎっくり腰の発生率が高くなります。
ぎっくり腰は、再発予防が大切
ぎっくり腰の多くは、自然に痛みがおさまってきますが、中にはぎっくり腰をきっかけに慢性腰痛に移行する例もあります。また、数ヶ月後に再びぎっくり腰になったり、1年に1回は必ず経験する、なんてことも珍しくありません。
そんな時には、再発をしないための予防が大切です。
ポイントは、
股関節の柔軟性と体幹の筋力を維持する
座ることや立ち上がること、前屈みやしゃがむなど下肢を使う動作では、必ず股関節が関係してきます。
股関節の動きが制限されることで、腰部にかかる負担が増えるため、腰痛への近道につながります。
もう一つは、体幹の筋力を維持すること
体幹の筋肉とは、腰椎や腹部の深部にある筋肉です。
体幹深部の筋肉は、体幹を支えるための軸をつくっているので、体幹深部の筋肉が弱くなることで、軸が保てなくなり腰部への負担が増えることになります。
結果、ぎっくり腰への近道になります。
こんな近道は、ごめんですね。
そんなことからも、普段からご自身の体のメンテナンスは大事にしたいところです。
最後に、注意が必要な急性腰痛
急性腰痛のなかでも注意しておきたいものあります。
・痺れや感覚障害がある
・排尿や排便障害がある
・数日経っても痛みが一行におさまらない
・圧迫骨折が疑われる場合
このような時には、急性腰痛を放置せずすぐに医療機関の受診が必要になります。
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