長野市 長期化する辛さには【筋膜リリース】実際はどんなもの?
最近では、筋膜リリースという言葉はよく聞かれるようになり、スポーツ選手だけでなく一般の方々にも浸透しつつあります。
では、筋膜とはどういうものでしょう?
人は、関節を動かすことであらゆる動きを可能にしています。その関節を動かす為には、個々の関節を動かす筋肉が必要になります。
筋筋膜とは、
筋肉を覆っている膜で、全身を覆っているものです。
筋肉や関節は単独で機能しますが、筋膜は全身的に働き、末端に筋膜の歪みが出ると遠く離れた部分にまで影響を及ぼします。
例えば、体の前側の筋肉の緊張が強く常に前傾姿勢を続けていると、筋膜は体の前側にシワをつくり、反対に体の後方では常に筋膜は伸ばされるストレスにさらされます。
これが筋膜の歪みです。
「筋膜の歪みは短時間でできるものではなく、長時間に渡って同じ姿勢を続けているなど、決まった姿勢や動作を繰り返されることでできやすいものです。」
肩こりの典型的な姿勢が猫背姿勢ですね、胸や肩の前側の筋肉が硬くなることで、肩上部の僧帽筋や背部の筋肉に伸長(伸ばされる)ストレスが長く続くと筋膜もそれに応じて歪みが生じることで慢性的な肩こりに悩まされる結果につながります。
余談ですが、筋膜の歪みは筋筋膜トリガーポイントができる原因になります。
筋膜のことを少し突っ込んでお話しすると、
筋膜のラインは12本ある
筋膜は全身に張り巡らされていて前や後ろ、斜めや横のラインなど、全部で12本の筋膜ラインがあると言われています。
それぞれの筋膜のラインでは、姿勢を保持したり動きに関わったりとそれぞれの役割があります。
例えば、前と後ろに筋膜ラインがありますが、前側の筋膜が短くなると後ろ側が伸びている状態になります。
これが肩周囲で起こっていると、先ほど説明した猫背姿勢になり、骨盤周囲で起こると骨盤後傾と言って、骨盤が後ろに傾き腰骨まで後ろに曲がってきます。
こういったことが原因になり、肩こりや肩の障害、腰痛などとして現れてきます。
簡単に考えると片側にシワがたくさんできていると思ってください。
両方で釣り合いが取れているとすると反対側は、シワが無く伸ばされている状態になります。
痛みや姿勢改善の根本施術のためには、こうした筋膜調整がとても重要になってきます。
長期化している辛さほど筋膜リリースは重要
辛さがある所から離れた場所にアプローチすると、なんでそんなところを施術するんですか、と聞かれることがあります。
暫くすると、質問した当人がなんか体が楽になってきました。なんか不思議、ということを言われる方もいらっしゃいます。
体はつながっているんですよ、と言ってあげると納得されます。
これが筋膜リリースが働いている証拠です。
具体的には、
肩こりでも足で調整する。
腰痛でも足や肩などで調整することもあります。
こんなことが、筋膜で施術する一例です。
痛い部分以外の調整をすることも慢性的な辛さには効果的です。
中には、
施術後はそんなに変化を感じないけど1日、2日経ったら楽になってきたということがあります。
これは、筋膜のねじれが時間の経過で徐々に良い方向に反応して、痛みやストレスがなくなっている状態です。
筋膜を無視した施術では、痛みがある部分だけの施術を行い、その場では楽になるが時間が経つとまた痛みがぶりかえす時には、とりあえず辛さを軽減するための対処療法になっている可能性があります。
最後に
姿勢は、昨日今日で出来上がったものではありませんので、慢性的なものほど、筋膜の調整というのは効果が発揮され実感されると思います。
リリースとは、「解放」や「自由にする」という意味があります。
筋筋膜リリースでは、筋肉を覆っている筋膜のシワを解放して、各筋肉や関節の動きを取り戻し、自由なカラダへと解放してあげることです。
大まかにでも、こうゆうことをわかっていただくと、肩が痛いのに足の調整で肩の可動域が広がったり、痛みが取れたりすることを感じていただけると思います。
今回はここまで。
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