事故による体のしびれについて説明します。
【事故による体のしびれの症状について】
交通事故による不調は、事故後、すぐに出るというわけではありません。
ダイレクトに打ち付けたり、ひねったりする首などは、すぐに治療をスタートさせることもできますが、それ以外のものは、数時間、数日後と、交通事故からしばらくして症状が少しずつ現れるのが一般的。
その中で、事故による体のしびれが出ることもあります。
しかし、交通事故から、時間が経過していることもあって、体のしびれが交通事故と直接関係していると判断できず、症状を放置することも多いのです。
その結果、症状が固定され、その後長くつらい症状で悩まされることになります。
加齢とともに、症状は、さらに悪化することも予想されるので、交通事故からしばらくして、体のしびれを感じるような場合は、必ず、病院でもう一度詳しい検査を受けるようにしましょう。
その場合、残念ながら、異常はありません、と診断されることが多いのも現状。
しかし、自覚症状をはっきり感じている場合は、そこで治療をあきらめず、交通事故治療を専門とし、これまでの多くの実績を残す、整骨院や整体院などの治療を受けることをお勧めします。
【事故により体がしびれるのはなぜ？】
でもなぜ、手足が交通事故からしばらくして、しびれてしまうのか？
しびれとは、神経を圧迫したり、ダメージによって症状が出てしまうのが、一般的。
交通事故でもっとも多いとされるむち打ち症の場合、急激に首が動かされることで、首周辺に通る神経の根を圧迫。
神経は、首から体の隅々まで伸びているため、圧迫やダメージによって神経の伝達が阻害され、しびれとして症状が現れます。
【むち打ちの2つのタイプ】
事故による体のしびれを引き起こすむち打ちのタイプは、2つあります。
・首が前後左右に多く動く
交通事故の衝撃で首が前後左右に大きく動かされることで、神経の根本が骨と骨にサンドされるように圧迫される状態で、主に腕や手にしびれが現れます。
・椎間板のゆがみ
交通事故の強い衝撃で椎間板がゆがむと、その周辺の神経、血管を損傷。
それによりできた血種で神経を圧迫し、しびれを発生させます。
【今できること】
事故による体のしびれが確認された場合は、もう一度、整形外科で詳しく検査を受けてください。
それでも、異常を見つけることが難しい場合には、交通事故治療に対応する整骨院や整体院でみてもらうもの選択肢の一つです。
また、しびれがあるときには、次のことに注意しましょう。
・無理な行動を控える
しびれの原因が特定できないまでは、安静が一番です。
特に、首の神経等を圧迫するような前かがみ、うつむき、上を向く、などの動作は、極力控えてください。
・長時間の入浴を控える
原因がはっきりとするまでは、長風呂、熱い湯につかるなどの行動もできる限り控えるようにしてください。
身体を温めることで、状態が悪化したり、逆に冷やすことでしびれがひどくなる可能性もあります。
ただ、体を温めることで、傷の修復が早くなることもあるので、早めに病院や整骨院で施術を受け、そのうえで、半身浴などを取り入れるようにしましょう。
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