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長野市 「骨盤の歪み」ってどういうこと?

整体に行くと「骨盤がゆがんでますね」、「右足が短いね、骨盤が歪んでいるからだよ」

こんなこと言われたことありませんか?

そもそも骨盤の歪みとはどんなものでしょうか?

骨盤の歪みとは?

「ゆがみ」と一言でいっても実際は、どのように歪んでいるかわからない人も多いと思います。

そこで、はじめに骨盤の歪み方について、

骨盤の歪みかたは4つ

骨盤は、大きく以下の4つの歪みかたがあります。

・前傾
・後傾
・外側に開いている
・内側に閉じている

基本的には、この4つのパターンですが、多くの場合ゆがみ方が組み合わされてます。

よく、足の長さに長短差があるときや、立っている時イスに座っている時に左右の骨盤や肩の高さが揃っていない場合には、左右で非対称的な歪みが起きている可能性があります。

例えば、「右側の骨盤は前傾しているのに対して、左側は後傾が強い」

このような歪みかたは、見た目上は右足が長くなり、左足が短くなる傾向があります。

そして、左右の骨盤の高さを比べると、右側の骨盤が高く見えます。

反対に、「右側の骨盤は後傾して、左側は前傾が強くなっている」場合は、右足が短く、左足は長くなる傾向が多いです。

骨盤は左側が高い傾向が見られます。

これに、骨盤の開きや閉じることが合わさると、やや複雑になります。

次に、骨盤の開きや閉じていることを確かめる簡単なチェック方法は、床にあお向けに寝ます。

下肢の力を抜いた時に足のつま先が過度に外側に倒れている場合は、骨盤の開きが疑われ、逆につま先が天井を向いていたり、内側に入っているようだったら骨盤が閉じている可能性が高くなります。

骨盤の左右差がより大きい場合には「骨盤の高さが違うことを自覚できる」「同じ丈のズボンを履いても片方は引きずる感じがする」といった現象が現れます。

それでは、骨盤はどんな理由でゆがみにつながるのでしょうか。

骨盤が歪む原因

骨盤が歪む可能性は、いろいろな場面に潜んでいます。

・姿勢やくせによるもの
床に座っている姿勢では、横座り(特に同じ方だけ)

椅子に座っている場面では、足を組む(特に同じ方向だけ)

立っている時、同じ下肢に体重をかけ続ける

寝る時は必ず同じ方向の横向きで寝る

など、

・スポーツ
野球やゴルフ、バレーボールなど大くのスポーツは利き腕、効き足を有利に使うので、左右対称の方が少ないです。

・仕事
同じ現場作業の繰り返し、工具をつける位置が同じ場所にある(工事関係や大工さんなどですね)、デスクワークの人では座り方や姿勢。

・外傷
日常での転倒、スポーツでのコンタクトプレーやスポーツ外傷、交通事故など

etc…

骨盤の歪みはいけないこと?

骨盤の歪み方についてわかったところで、歪むことはいけない事なのでしょうか?

結論から言うと、骨盤の歪みが必ずしも悪いとは限りません。

骨盤の傾きが左右非対称になることでバランスを取っている場合もあるからです。

つまり歪むことでバランスをとっている場合です。

特にスポーツ選手は、左右対称的に体を使う競技は少ないですね。
そのため、普段よく使う筋肉が発達していきます。それに伴い関節や骨盤のゆがみも出てきます。

体に歪みがあっても、全体的にバランスが取れているとスポーツ競技では問題ないことも多いです。

こうした時には、無理に左右対称にそろえる必要はありません。非対称のままで体のバランスを取っているからです。

反対に、腰や股関節の痛みや肩周囲の辛さなど、その原因が骨盤のゆがみに関係する場合にはゆがみを矯正することが必要になります。

ご自身で骨盤の歪みがいいのか悪いのかを判断するには、やや難しい所です。

考え方のヒントになることは、

骨盤の歪みは仙腸関節をチェック

骨盤の歪みが原因で痛みが出ている場合には、仙腸関節に問題が起きていることが考えられます。

なぜなら、骨盤のゆがみは、仙腸関節と関係しているからです。

骨盤は寛骨と仙骨でつくられています。
寛骨と仙骨との関節が仙腸関節です。

ここが仙腸関節

出典:コアコンディショニングとコアセラピー

骨盤が歪むと、仙骨と寛骨の関係にひずみが生じてくることになります。
腰痛の原因が仙腸関節にあることは少なくありません。

また、背骨の一番下の骨(腰椎)と仙骨は関節でつながっているので、骨盤が歪むことで脊柱にも問題を抱えることになります。

反対に脊柱の影響で骨盤が歪むこともあります。

脊柱と骨盤はお互いのバランスが大切です。

骨盤は人の土台となる場所なので、骨盤のゆがみが肩こりや首凝り、頭痛など様々な問題につながる可能性があます。

このように、骨盤の歪みがもとで痛みや辛さを発している時には骨盤矯正が必要になります。

骨盤矯正とは

骨盤矯正はとはどのようなものでしょうか?

簡単にいうと、歪みを矯正して骨盤を正しい位置に戻すこと。

それでは、骨盤矯正の方法について軽く触れたいと思います。

矯正方法は?

➀直接関節を矯正する
②筋肉を利用して矯正する

骨盤矯正のテクニックは色々ありますが、考え方は大きくこの2通りです。

➀直接関節を矯正する
これに関しては、冒頭でお話した「歪み方」と反対方向に骨盤の動きを誘導する操作を行います。

例えば、「骨盤後傾の場合には前傾方向に操作する」「骨盤の開きに対しては閉じるような操作を加える」といったイメージです。

②筋肉を利用して矯正
関節を支えているのは筋肉や靭帯です。
筋肉や靭帯のバランスを整えることで、骨盤の歪みをもとに戻そうという方法です。

例えば、骨盤後傾に優位に働く筋肉は大殿筋やハムストリングスです。

骨盤後傾を矯正するには、「大殿筋やハムストリングスの緊張をやわらげる」合わせて「骨盤の前傾に働く腸腰筋や大腿直筋などの筋力を上げる」このような筋肉の強弱バランスをとっていくことが必要です。

骨盤矯正で副反応が出ることも?

骨盤が強制されると、違和感を感じたり、今までとは違う所に辛さが現れることもあります。しかし、これは一時的な体の反応なのでそれ程心配はいりません。

歯の矯正などもそうですが、はじめは違和感があり痛みも感じることもあると思います。しかし、歯並びが矯正されるに従い痛みも感じにくくなりますね。

骨盤矯正においても、強制直後は違和感を覚えたり、肩や首、下肢などにいつもとは違う感覚がでたり、不調あると勘違いすることもあります。

骨盤矯正も1回の矯正で元通りになると思っている方も多いのですが、人の姿勢や骨盤のゆがみは時間をかけて生じてくることが多いため、歪みを改善するにはある程度の時間が必要になります。

最後に

骨盤の歪みを予防するには、日常の姿勢やくせを見直すことが大切になります。

人の体は、普段行っている姿勢や体の動かし方に応じて変化してきます。

日常の姿勢や動作(スポーツ動作も含めて)の見直し、あるいはストレッチなどで一日の疲労をリセットしたり、定期的な体のメンテナンスで骨盤の歪みを予防することができます。

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