長野市 腰痛の悩みは仙腸関節で解決する？
今回は、あなたの腰痛の原因は仙腸関節にあるかもしれないというお話です。
スポーツをされている方はもちろん一般の方まで、仙腸関節が原因で腰痛になることはおおいに考えられます。
この仙腸関節という関節は意外と知られていませんが、この部分の動きの問題やアライメント不良（骨の配列がずれている）などで腰背部や臀部に痛みが出現することがあります。
それでは、
仙腸関節はどこにあるのでしょうか
仙腸関節は骨盤に存在します。
その名前の通り仙骨と腸骨で関節を構成している部分です。
出典：コアコンディショニングとコアセラピー
仙腸関節は、一昔前は動かない関節ということで認識されていましたが、現在は可動性があると言うことが一般的になってきました(ほんの数ミリの可動性ですが)。現にお医者さんでも、仙腸関節を腰痛や首・肩の痛みなどの治療法として使っていらっしゃいます。手術をしないで徒手でおこなう治療方法では、AKA博田法という治療法が有名です。
また、カイロプラクティックやオステオパシーでもこの仙腸関節にアプローチする技法は以前から存在し、仙腸関節の調整を大切にしています。
「仙腸関節痛」痛みの特徴
仙腸関節の痛みは、骨盤の後ろにある上後腸骨棘付近に痛みを訴えることが特徴的です。
ワンフィンガーテストと言って、骨盤の後ろ側、青〇部分にある上後腸骨棘を指で押すことで痛みが現れます。（どちらか片方に痛みが出る方が多いですが、両側の場合もあります）
数の青色部分です
炎症が強い場合には、お尻や腰部まで広がるような痛みを訴える方もいらっしゃいます。
なぜ仙腸関節に問題があると腰痛になるのでしょうか？
骨盤は、立位歩行を日常とする人間では、体重を支えて安定性を確保するうえでもっとも大切な部分になります。
仙腸関節は、上半身と下半身の力を上手に分散する働きがあります。
仙腸関節をつくっている仙骨や腸骨からは、腰の骨(腰椎)や骨盤を支えるために筋肉や腱、靭帯がたくさん着いています。仙腸関節に多くのストレスがかかり続けることで、負荷に耐えられなくなり炎症が起きてくると痛みとして感じるようになります。
また、仙骨は背骨とつながっているので仙腸関節をはじめ、背骨と仙骨をつなぐ関節の骨の位置のずれなどにより土台となる仙骨の位置が変わってくると、腰痛やお尻の痛みがでやすくなります。そして背骨でつながっている首や背中などにも影響が出てきます。
逆に考えると、中心がしっかり整っていると無理な負担が少なくなるので痛みが出にくくなるということです。
仙腸関節痛の原因は？
交通事故やスポーツなどで、外部から急激な力が加わったとき、スポーツで特有の反復動作の繰り返し、足を組んだり片方ばかりに負担がかかる生活の繰り返し、女性では妊娠から出産にかけてゆがみがでる可能性が高くなります。いずれにしても、仙腸関節に過度な負荷がかかることにより仙腸関節痛の発生確率が高くなります。
また、姿勢の悪化など骨盤のゆがみが仙腸関節痛の原因になることもあります。
骨盤がゆがむとすぐに痛みが出るわけではありません。
歪みがあったとしても、関節を安定する筋肉がしっかりしている場合や、柔軟性が保たれているときには痛みがないこともあります。
最後に
仙腸関節が硬くなると股関節の動きにも影響が出てきますので、特にスポーツ選手ではスポーツ障害に発展する可能性もありますので、仙腸関節はコンディション調整をしておきたい部分の一つです。
動きやすさの感覚が一段と上がりますよ。
今回はこのへんで。
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