長野市 【体幹の伸展動作】って意外と大重要です
体幹の伸展動作(しんてんどうさ)とは、背中を反らす動きのことです。
人の背骨を横から見たときには、S字カーブをしています。首の骨である頚椎(けいつい)は前弯、胸の骨である胸椎(きょうつい)は後弯、腰の骨である腰椎(ようつい)は前弯とそれぞれが前、後、前にカーブを作りS字状になっています。
姿勢の悪化や加齢とともに、S字カーブが減少して背骨が全体的に後ろ側にカーブを作るようになります。→猫背や円背姿勢(えんぱいしせい)になってきます。
S字カーブは、人が2足歩行で行動するためには欠かせないものです。
立ったり歩いたりする時には、このS字カーブが保たれていることで地面から受ける衝撃を吸収して脳などへ伝わる力を柔らげたり、背骨や股関節など骨格で支えることにより筋肉の疲労を最小限に保ち全身疲労を蓄積させないようにする役割りもあります。
背骨の後弯(こうわん)が強くなると、骨格で支える部分よりも筋肉で支える方が優位になり、疲れやすくなるばかりか肩こりや腰痛になる可能性も高まります。
人は、楽な姿勢をとるとなると体が丸くなりがちです。身体が疲労している時に一時的にとることは大丈夫です。この姿勢が持続的に行われることは好ましくありません。
猫背姿勢が強くなると、上体を反らす動きに制限が強く現れてきます。
肩を上に上げる動作、股関節を曲げる動作、歩く動作、こういった動作と背骨の動きは関係ないと思っている方が多いと思いますが、これらの動きには背骨の伸展動作、つまり背骨を反る動作が非常に重要になります。
うつ伏せになっての上体反らしは、腰痛体操としても普及しています。
スポーツ選手が年齢を重ねても現役を続けて行くには、特に背骨や股関節、肩関節の柔軟性が求められます。
こうしたことからも、
一日一回は背伸びや上体反らしをして見ては?いかがでしょうか。
猫を観察してると良く伸びてますね!
跳躍力やすばしっこさは背骨の柔軟性も関係ありですね。
というお話でした。
これまで。
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