長野市 肩の痛みは筋肉の働きを取り戻すことで緩和できる
肩の痛みがでるスポーツ障害は、野球をはじめバトミントンやテニス、バレーボールなどオーバースロー動作を繰り返すスポーツ競技に多くみられます。
肩の痛みと対応についてどう考えるか
肩に痛みがある場合には、肩への徒手検査法やMRI、超音波検査などを用いると肩にどのような病変が現れているのかを知ることができます。現在は医療の発展とともに治療も進歩してきていますので、整形外科や病院では関節唇の損傷や腱板損傷などでは手術が適応されることも多くなってきました。
しかし、損傷された組織が回復したとしても肩の痛みが残る場合があります。
痛めた部分が回復してもなぜ痛みがのこるのか
肩を動かす際には、肩関節だけでなく肩甲骨や鎖骨、肋骨など肩周囲の関節と協調しあいながら一連の動きを行うことができます。
肩の痛みがでる原因には、使い過ぎ、いわゆるオーバーユースで痛みがでることが多く見られますが、肩の機能がうまくかみ合わないままで使い続けていると通常よりも肩にかかる負担が大きくなり当然痛みがでる状態が速く現れます。(ミスユースやマルユースともいいます)
壊れている組織を治療したにも関わらず痛みや違和感が出ている場合には、肩を使うときにその動きにブレーキをかけている部分や肩関節の協調性が崩れていることが考えられます。
動きに制限をかけている原因には、肩関節とは関係ない背骨だったりわき腹、股関節など自分では何も不調がないと思われる部分から肩への症状を発していることが多々あります。
当然痛みを訴えている本人は、そんなところが原因なんて思いもしません。
この肩以外の部位が結果的に肩に悪影響をあたえている場所は、痛みもなく日常生活では不調を感じられることが少ないからです。(まれに身体感覚に敏感なひとは張り感やツッパリ、違和感として感じるかたもいらっしゃいます)
しかし、スポーツ動作においては、身体全体を使ってパフォーマンスを発揮する為、ちょっとした柔軟性の低下や可動域の低下で症状がでてくることがありますので、注意が必要です。
インナーマッスルとアウターマッスルの協調性が大切
肩関節を支えている筋肉には、主に肩の安定性を保つ働きを担うインナーマッスルと、肩のダイナミックな動きを担当するアウターマッスルがあります。
この2つの働きをもつ筋肉が、互いにその役割を分け合いながら作用することで肩関節の動きがスムーズに行うことができます。
肩の痛みが残る場合には、インナーとアウターの筋肉の働きが出来ていないことがありますので、協調性を取り戻すリハビリが必要になります。
肩の問題は、動く範囲が大きいため一度痛みが出てしまうと怖さが残り、日常の服を着る動作や体を洗う、洗濯物を干すなど何気ない動きにおいても症状が出る場合があります。
そこで、肩の動く範囲や動く方向などが理解できるとリハビリのやり方や日常の生活動作などの注意もしやすくなります。
肩に痛みや違和感を感じる場合は、体のつながりを見直すいい機会かもしれません。
今回はこのへんで終わりにします。
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