翼状肩甲骨とは
前鋸筋麻痺により、腕を上げる際に肩甲骨内側が胸郭から浮き上がって見える現象
肩甲骨は前鋸筋により、胸郭にひきつけられることで肩甲骨の安定性を保っています。
スポーツや日常なんらかの影響で,前鋸筋を支配している長胸神経が傷つけられると前鋸筋の働きが低下してしまいます。すると前鋸筋が活動しなくなるため肩甲骨を胸郭に引きつける力が弱くなり、肩甲骨の内側が浮いて見えるようになります。これが翼状肩甲骨です。
原因になることは?
スポーツにおいては、テニスやゴルフスウィングなどで長胸神経が引き伸ばされることで前鋸筋麻痺につながることがあります。また、腕を上げたままで長時間小さいお子さんと添い寝をすることでも起こり得ます。現在、筋膜リリースが流行っていますが、フォームローラーなどで腕の内側や肩甲骨外側のケアをしながらその上で眠ってしまうことにも注意が必要です。
予後は?
長胸神経にかかる負荷を避けて生活することで、自然回復されることがほとんどです。
しかし、スポーツにおいては、肩甲骨の安定性低下により肩周囲の痛みや違和感が長期化することがあります。
前鋸筋を促通するトレーニングや肩甲骨を支えている他の筋肉とのバランスを整えることが必要になります。
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