梨状筋(りじょうきん)は、,腰痛の改善や股関節の問題解決には欠かせない筋肉です。
梨状筋(りじょうきん)はどこにある?
梨状筋はお尻にある筋肉で、仙骨前面~大腿骨の大転子まで付いています。大腿骨を外側に捻るときに使われます。
また、梨状筋は股関節の安定性にも関わっています。
気をつけをしてお尻をしめる時には、梨状筋が働きます。
梨状筋を後ろから見たとき
参考:Visible Body
梨状筋を前から見たとき
梨状筋と関連のある症状は?
- 梨状筋症候群
- ハムストリングスのツッパリ感
- 股関節やお尻(殿部)の痛み
- 梨状筋のトリガーポイント
など
梨状筋症候群
梨状筋のすぐ下を坐骨神経が通っているので、梨状筋が硬くなり、仙骨からでている坐骨神経を締め付けることで下肢に痺れや痛みがでてくることがあります。
ハムストリングスのツッパリ感
梨状筋は股関節の動きや安定性と関係が深いので、梨状筋が硬くなることで股関節の動きや安定性がおちてくると、代わりに腰部の動きが多くなり腰回りの筋肉に負担が強くなります。結果、腰の痛みがでやすくなります。
殿部・股関節の痛み
梨状筋は、股関節のインナーマッスルの役割をしています。梨状筋が硬くなったり弱くなると股関節を支える力もおちてくるので寛骨臼と大腿骨頭の軸が保てなくなり、運動時では股関節を動かした時の違和感や痛みがでやすくなります。そして、大殿筋などのアウターマッスルに負担が強いられることで殿部の痛みも感じやすくなります。
梨状筋のトリガーポイント
梨状筋にトリガーポイントがあると、お尻や大腿の後ろ側に痛みを感じることがあります。
痛みの原因となる場所は、梨状筋にあるのに少し離れた場所に痛みを出すことになりますが、これを放散通といいます。(放散痛はトリガーポイントの特徴的な症状の一つです)
×印がトリガーポイントで、赤い部分が痛みを感じる場所です。
図のような痛みの広がり方があるようでしたら、梨状筋にトリガーポイントが存在する可能性があります。
出典:トリガーポイントマニュアル
梨状筋は、スポーツシーンから日常生活まで、腰痛や殿部の痛み、下肢のしびれ、股関節の問題などを解決するためには、チェックが必要な筋肉の一つです。
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