変形性関節症は治るのか?
膝や股関節に痛みがあり、整形外科・病院へ行ったら変形性関節症ですと言われました。
では、変形性関節症は治るのでしょうか?
結論から申し上げると、いちど変形した関節はもとには戻りません。
しかし、落胆するのはまだ早いです。
まずは、ここを理解しましょう。
「変形=痛み」ではない
関節が変形していると、痛みがあるという考えに陥りがちですが、関節が変形していても痛みがないこともあります。
関節が変形する原因は、怪我による後遺症から、使いすぎ、遺伝、女性の方に多い骨粗鬆症、基礎疾患による二次的なものなど様々なことが原因に上げられますが、変形を助長するものは、やはり、関節を支える筋力が低下した上に無理な動きが繰り返されたり、過度の負荷が長期的にかかり続けることで、変形性関節症へと進む可能性が高くなります。
多く見られる変形性関節症としては、
「変形性膝関節症、変形性股関節症、脊柱管狭窄症など、
足の捻挫や骨折の後遺症には、足関節の変形性関節症もあります」
反対に、関節がしっかり守られていてスムーズに動く状態を保つことができると関節の変形は起こりにくということです。
つまり、関節を守る筋肉を維持して、正しい体の使い方をすることで、関節寿命も伸びます。
変形してしまった関節は、手術をしない限り治りませんが、変形していても関節を支えている筋力を取り戻して、正しい使い方をすることで、日常を痛みなく過ごすことも十分可能なことが多いです。
関節の変形は年齢を重ねるごとに誰にでも起こる可能性があります。
ただ、体を酷使しすぎたり、怪我などにより変形が進むスピードが速くなる場合もあります。
若い世代の方は、トレーニングやスポーツなどで軽い捻挫や肉離れ等は軽視しがちですが、年齢を重ねた後に自分の体に代償がくることもあるので、日常の体のケアは習慣にしたいところです。
他人事のように書かれていると思われますが、実際わたし自身も関節の変形が起きています。(年齢を重ねたせいもありますが、いままで体を酷使してきた結果だと思います・・・)しかし、トレーニングとケアにより自分の体と上手に付き合いながら現在もスポーツ、トレーニングを続けています。
まとめ
今回の話をまとめると、
・無理な関節への負荷を減らし、関節を守る筋力を維持することで自己予防できる
・いちど変形してしまった関節はもとの形には戻らないが、関節を支える筋力を取り戻し、正しい使い方をすることで、痛みを抑えて日常やスポーツなどを楽しむことも可能
といことです。
生涯にわたって、高いQOLを保ちながら生活したいものです。
今回はこれでおしまい。
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