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長野市 肩甲骨の安定性に欠かせない菱形筋とは

参考:Visiblebody

前回は、肩甲骨の安定性に関わる前鋸筋(ぜんきょきん)について話しましたが、今回は肩甲骨の安定性を保つために必要なもう一つの筋肉、菱形筋(りょうけいきん)について。

肩甲骨の安定性に欠かせない菱形筋

前鋸筋は、肩甲骨を前方へ動かすはたらきがあることは前回ご紹介しました。
肩甲骨の安定性には欠かせない前鋸筋

今回のお題、菱形筋(りょうけいきん)は、前鋸筋と拮抗する形でついている背中にある筋肉です。
菱形筋の働きは、肩甲骨を背骨に引き寄せる役割があります。併せて、前鋸筋とバランスを保って肩甲骨の安定性に深く関わっています。

参考:Visyblebody

前鋸筋:肩甲骨を前方へ動かす(背骨から肩甲骨を遠ざける)
菱形筋:肩甲骨を背骨に引き寄せる

この二つの筋肉が、お互いに筋力バランスを保つことで肩甲骨をちょうど良い位置に保つことができるのです。

どちらか一方の筋力が弱くなったり、強すぎたりすると肩甲骨の安定性も低くなってきます。両方の筋力がうまく釣り合っていることが大切です。
特に肩や上肢などのスポーツ障害においては、肩甲骨の安定性が保たれていないことが多くみられます。

肩甲骨と肋骨との間の関節を、肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)と呼びます。
膝や肘関節などは、骨と骨が関節包で覆われ靭帯でつなぎ合わされて関節の安定性を保っています。
一方、肩甲胸郭関節は、関節包や靭帯でのつながりがなく筋肉によって安定性を保っているのです。そのため、良くも悪くも、筋肉の伸び縮みで肩甲骨の位置が変化します。肩甲骨の動く範囲は広いけれど、一定の位置に保つためには筋肉の力を借りる必要があるのです。

膝や肘関節であれば、靭帯などにより固定されますが、その分動く範囲は制限を受けます。
肩甲胸郭関節は、筋肉で支えられている分動く範囲も広くなります。

このようなことからも、肩こりはもとより、スポーツでの肩の痛みや違和感、日常での肩周囲の問題解決のためには、菱形筋や前鋸筋といった肩甲骨の安定性を保っている筋肉に目を向けることもポイントになります。

今回はここまで。

 

 

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