長野市 姿勢を保ち動きやすい体へ【呼吸の見なおし】
姿勢が良く見える、動きが滑らかで力強いという人は、一応に体幹(コア)がしっかり保たれています。
体幹(コア)とは、体の中心部分で、特に重要になってくるのはお腹周りです。専門用語でいうと腹腔(ふくくう)部分です。この腹腔内(ふくくうない)からの圧力が重要になります。
胸の骨や肋骨で覆われている部分は、胸腔(きょうくう)と呼ばれ、その下にあるものが腹腔(ふくくう)になります。この間を仕切っているのが横隔膜です。
胸腔部分は、肋骨などでしっかり補強されていますが、腹腔部分は後ろには背骨(腰椎)がありますが、前や横には骨性の支えがなく筋肉で支えるしかありません。動きがある分だけ、支えが不十分になります。
そこで、この体幹を支えるのに重要になるのが腹筋や腹横筋、腹斜筋など骨盤と肋骨などをつなぐ筋肉の働きがカギを握ります。
体幹トレーニングなどで腹筋や腹斜筋などをガッチガチに鍛えたとしても運動などの動きに応用できなければ意味がありませんよね。
そこで、せっかく鍛えた筋肉の壁を生かすことができるのが、
呼吸による内部からの刺激です。
呼吸により横隔膜や※¹腹横筋(ふくおうきん)※²骨盤底筋(こつばんていきん)などを働かせることができると非常に動きがスムーズになるとともに力強さが出てきます。また、内臓の働きが活発になることが期待できます。
※¹腹横筋(ふくおうきん)とは、腹筋群の中で一番内側にある筋肉で姿勢の安定性や体の動きには欠かせない筋肉です。
※²骨盤底筋(こつばんていきん)とは、骨盤の最下部を構成している筋肉で、腹圧の調整や姿勢を保つために欠かせない筋肉です。
どんな呼吸をやるといいのか
基本は、腹式呼吸
椅子に座って姿勢を軽く正し、無理がない体制をつくります。
肩の力を抜いて、まずは息を吐き切りましょう。そのあとで自然に下腹部を膨らませるようにして息を吸っていきます。
これを数回繰り返したら、今度は吸う時にお腹を膨らませると同時に背中も膨らませるイメージを持ちながら行います。このイメージが出来てきたら、お腹、背中に加えてわき腹の横の部分も膨らませるようにします。
最終的には、前後左右均等に圧力がかかるようにできると理想的ですが、始めのうちは下腹部での呼吸で大丈夫です。徐々に発展させていってください。
これが出来るようになると、腹圧が均等に調整され内部エアバッグが出来上がります。
そうすると良い姿勢を保ち、動きの中で中心がしっかりとれるようになり、体幹からついている腕や脚も動きやすくなります。
身体の動きやすさだけでなく、内部エアバックをつくることにより腰痛が起こりにくくなり、呼吸を意識的におこなうことで肩の力が抜けて、リラックスできるようになり肩こりの予防にもつながります。
普段の体がリラックスできているとは、動きやすさもアップします。
呼吸を見直すだけでいいことはたくさんありそうですね。
それではこのへんで。
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