首の痛みといっても症状は様々で、首や肩、腕にかけてこりや痛み、しびれが起きる場合には、首の頸肩腕症候群と診断されることがあります。
首の頸肩腕症候群は、以前は、四十肩や五十肩などの方が発症するものとされていましたが、今は、それぞれが別の症状であると診断されています。
首の頸肩腕症候群の原因としては、1日中同じ姿勢で作業をしている方、特にパソコンなどのキーボード入力を行う環境にある方に多く発症すると報告されています。
上肢だけを動かすのが特徴的なこれらの作業は、同じ姿勢で腕を動かすことで肩の部分の筋肉に必要以上の負荷をかけている状態にあるのです。
その為首から肩、腕や背中、コシといった部分の筋肉に影響を与え、しびれや痛みといった異常感覚としてあらわれるのです。
症状が悪化すると首の痛みだけでなく、次第に腕も動かしづらくなり、中には指が変形する方もいると言われています。
首の痛みを伴う頸肩腕症候群は、以前キーパンチャー病と言われていたように、これらの作業を行う環境下にある方に発症例が多く、特に女性が発症しやすいと言われていました。
長時間パソコン作業をしなければいけない環境にある場合には、1時間もしくは30分に1回は、肩の筋肉のコリをほぐすため、背筋を伸ばしたり、腕を上に上げるなどのストレッチを取り入れるようにしましょう。
首こりは、一般的には「首の筋肉に疲労が溜まったために引き起こされる疾患」だとイメージされている場合が多いようです。
しかし、筋肉に疲労が溜まると筋肉痛を引き起こすため、このイメージは正解とはいえないものです。
首こりが引き起こされる正しいメカニズムは、神経や血流に異常が起こり、それが首のあたりに症状として表面化されたというものです。
つまり、首が直接痛んだり疲れたりしたことが原因になるわけではなく、そのほかの部分に健康不良が起こり、その自覚症状がたまたま首に出るのが首こりの根本原因です。
そのため、首こりを解消するためには首に直接湿布を貼ったりしても意味は無く、首こりの根本原因である神経や血流の改善、あるいは全身の筋膜や骨格にアプローチして全身のストレスや疲労を取り除く必要があります。
また、近年はデスクワークにパソコンが使われることが多いため、眼精疲労が慢性化しているケースが増え、それによって首こりが引き起こされることも頻発しています。
このような場合には、視神経の疲労を取り除くことで首こりも解消されるので、十分な睡眠やアイケアを入念に行うことが良いとされています。
整形外科・整骨院や整体院・鍼灸院など様々な治療機関がありますが、症状に適した治療機関を選択することが大事です。
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