長野市 足関節捻挫を繰り返さないためには
足関節捻挫は、スポーツ動作から一般の生活においても一度起きてしまうと繰り返してしまう傾向があります。そして、スポーツにおいては捻挫くらい大したことないとの認識が多く持たれているようで、多少捻って少しの痛みでが動けるようだったら応急処置程度で、その後はそのまま治療やケアをしないで練習や試合を続けてしまうことが多く見られます。
捻挫は、足関節を支えている靭帯の損傷で、捻挫の中でも内反捻挫がその多くを占めています。
内反捻挫とは、内返し捻挫とも言って足の小指側を内側に捻り、足関節の外側に張力が強くかかって負傷する怪我です。
主に損傷しやすい靭帯は、前距腓靭帯ですが、外力の強さや足関節の受傷位置などで前脛腓靭帯や二分靭帯なども損傷することもあり、靭帯に骨が引っ張られて裂離骨折を発症することもあります。
捻挫を繰り返しやすい人にみられる特徴は?
足関節の自然肢位、力を入れていないリラックスした状態で足部を観察すると内反傾向(足が内側に向いている)になっていて、自分で土踏まずが見えやすい位置になってます。
考えられる原因は、
・靭帯が緩んでいる
・足関節を支える筋力が低下している
・外側へ重心が傾いている
・股関節を支える中殿筋が働いていない
・体幹筋が弱くなっている
足先の変化だけでもこんなことが考えられます。
また、足関節の背屈動作に硬さが見られます。(背屈の硬さとは、足首が曲がりにくいということです)
極端にいうとつま先が伸びていて、土踏まずが内側を向いている状態、筋膜の内側や後ろ側のラインが緊張状態ということがみてとれます。
股関節を支える中殿筋が機能していないことが多いです。
余談ですが、捻挫を繰り返すことで筋肉にストレスを受けることにより、筋膜トリガーポイントが出来てしまう可能性が高くなり、トリガーポイントができることで痛みが長引く要因の一つに挙げられます。
それでは、
足関節捻挫を繰り返さないためにはどうしたらいいのでしょうか?
第1に、足関節を支えるための筋力強化が必要です。
合わせてハムストリングスや内転筋群など股関節の個別の筋肉の促通を促すことも予防につながります。
体幹の深部の筋力強化もおすすめです
足関節の筋力強化には、腓骨筋(すねの外側についている筋肉)と後脛骨筋(すねの後側についている筋肉)、前脛骨筋(すねの前側についている筋肉)とのバランスを保つ必要があります。
ハムストリングや内転筋群は、股関節や膝をいい位置に保つにはかかせない筋肉です。
体幹を鍛える目的は、
足や手などがを動かそうとするのに先立って、体幹にある腹横筋(ふくおうきん)や多裂筋の(たれつきん)の活動が起きることがわかっています。
つまり、体幹のインナーマッスルである腹横筋と多裂筋が先に活動することで、体の安定を保った上で手足の筋肉が働くのです。
腹横筋と多裂筋の働きが落ちている場合には、力が入った動きができない、スムーズな動作ができない、バランスが保ちにくいなどのことが現れます。
バランス力が高いということは、捻りそうになった時でも体勢を立て直してリカバリーできる能力もアップするため、捻挫予防に役立ちます。
関節の変形や拘縮などで変えられない構造的な問題もありますが、捻挫初期段階から治療とリハビリなどで予防をして行くと捻挫をしにくいだけでなく、スポーツ復帰後の動きにも良い変化が出てきますので、初期段階から気をつけてみてください。
捻挫を繰り返している方は、一度自分の足を観察してみてくださいね。
自分の身体の状態を外面、内面両方で感じることができると、より高いレベルの動きがでるようになりますよ。
おしまい。
長野市 捻挫を繰り返してお悩みの方、スポーツ障害の整体ならコンディショニングハウス「みずき整体院」へお任せください。